2017年ワタシ的K-POP大賞

今年もこの季節がやってきました

2017年ワタシ的K-POP大賞~~~!!!

どんどんぱふぱふ!という訳で、この自己満足記事も今年で4回目となりました!
過去のワタシ的K-POP大賞はこちら。


yucocko.hatenablog.com
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この記事を年末に執筆する度に、飽きずにK-POPを好きでい続ける大きな理由の1つが「楽曲の素晴らしさ」なんだな、ということに気づかされます。
今年もたくさんの素晴らしい楽曲に出会えたことに感謝し、スタートしたいと思います!


※TOP10方式
※活動曲(MVのある楽曲)のみ
※個人の見解なのでさらっと楽しんでください



10位
헤이즈 (Heize) 「널 너무 모르고 (Don't know you)」

헤이즈 (Heize) - 널 너무 모르고 (Don't know you) MV

曲をリリースすれば音源1位、Mnetのラッパーサバイバル番組「UNPRETTY RAP STAR」出身者の中で一番出世しているかもしれない、最早韓国を代表するラッパーとなったHeize。
別れてしまった恋人への後悔を歌った切ない一曲ですが、そこに乗っかるHeizeの特徴のある声から繰り出される歌うようなラップに、悲しい曲なのにどこか心地よさを感じます。
このHeizeの独特の声、本当に好きです。あと顔も好き。タイプ。
MVには別れてしまった優しい恋人役としてSHINeeのオニュが出演しており、ラストのオニュの悲しそうな笑顔が楽曲の世界観を際立たせています。


9位 BTOB(비투비) 「MOVIE」

[MV] BTOB(비투비) _ MOVIE


80年代を彷彿とさせる懐かしいメロディー、そして振り付け。ちょっとダサく見える振り付けもBTOBの歌の上手さですべて洗練されていくのがわかります。改めて、BTOB歌が上手い。
MVではメンバーそれぞれが異なる映画の登場人物に扮しています。何人か元ネタがわからない人もいたけど…こういうパロディー形式のMV、K-POPっぽくていいですね。
この楽曲に唯一ダメなところがあるとしたら、iTunesおよびApple Musicに対応していないところ…iTunesは売られているには売られているのですがUSアカウントがないと購入できません。なんてことだ!
2018年はCUBE(BTOBの所属事務所)がApple Music解禁しますように。


8位
이달의 소녀 1/3 (LOONA 1/3) 「알 수 없는 비밀(Sonatine)」

[MV] 이달의 소녀 1/3 (LOONA 1/3) "알 수 없는 비밀(Sonatine)"

膨大な予算とクリエイターの案がたっぷりつまった、まだまだ謎の多いプロジェクト・LOOΠΔ(ルーナ)。
LOOΠΔは毎月楽曲が出され、そのどれもがクオリティーが高いためどの曲を選ぶか迷いました。
神秘的でドラマティックなメロディー展開とクラシカルな雰囲気があわさって異世界に迷い込んだ主人公になったような気分になります。1つの楽曲にこれだけのストーリー性。香港で撮影したMVも雰囲気があります。
LOOΠΔの曲は、MV・楽曲ともに完成度が高く1つの短編映画のようです。それが全て集まった完全対・LOOΠΔになった時、どのような化学変化を起こしてくれるのか、これからのLOOΠΔが紡ぎだす物語が楽しみです。


7位
WINNER 「REALLY REALLY」

WINNER - ‘REALLY REALLY’ M/V

ナムテヒョンが昨年の11月に脱退、その後4人体制となったWINNERとしての初めてのカムバック曲です。
軽快なサウンドの中に、一度聞くと頭から離れない中毒性のあるサビのメロディー。WINNERってこんな楽曲も歌えるんだ!とその新たな引き出しに感動。
メンバーが抜けパートの割合が増えたメンバー・ジヌの美しく澄んだ歌声がうまく活かされており、メンバー毎のパートのバランスもちょうどいいです。
音源チャートでも人気を博し、1億ストリーミングを控えたWINNER最大のヒット曲となっているようで、新体制の曲がこうしてたくさん愛されるのは嬉しいですね。


6位
BTS (방탄소년단) 「DNA」

BTS (방탄소년단) 'DNA' Official MV

印象的な口笛の音から始まり、エレクトロポップにギターサウンドがあわさったキャッチーな1曲。
サビはもちろんラストのジェイホープ(※推し)による「lalalalala」の部分がすごくいい。DNAのキリングパートですね。
ここ数年、BTS(防弾少年団)は世界的に知名度をあげビルボードにも名を連ねるほど。世界的トレンドを抑えながら自分たちの音楽を追及した結果、BTS(防弾少年団)史上最高のポップソングが生まれたと言えます。
もちろんその努力は世界的に評価され、DNAはビルボードが選ぶ「2017年ベストソング100」K-POPアーティストの曲として唯一選ばれました。


5位
IU(아이유) 「Palette(팔레트) (Feat. G-DRAGON)」

[MV] IU(아이유) _ Palette(팔레트) (Feat. G-DRAGON)

有名人としての苦悩を冗談を交えてうまく散りばめた2015年リリースの「Twenty-three(스물셋)」から2年、過去を受け入れ今を生きる国民的歌手であるIUのいい意味で脱力感のある楽曲。
歌の後半に登場するG-DRAGONのラップもいつもの特徴あるラップとは少し違い、IUより5歳年上の人生の先輩として、優しく諭すように抑えたラップで楽曲に色を添えているのが素敵です。
この曲は今年の6月18日に放送されたテレビ朝日系列「関ジャム 完全燃SHOW」の「売れっ子人気プロデューサー3人が本気で選んだ『2017年上半期ベスト5』」でtofubeats氏が5位に選び紹介されました。

「ボーカルの上手さやダンスの凄さが際立つK-POPですが、技術があるということは、こういった肩の力が抜けた楽曲でも素晴らしいものが出てくるのは当然の流れだと思います。ラップとの掛け合いも、無理はないけどきちんと機能していて成熟を感じました」
tofubeats氏コメント /2017年6月18日放送 「関ジャム 完全燃SHOW」より

フィーチャリングのG-DRAGONが今年リリースした「무제(無題) (Untitled, 2014)」も肩の力が抜けた素晴らしい楽曲と言える気がします。


4位
Red Velvet 레드벨벳 「빨간 맛 (Red Flavor)」

Red Velvet 레드벨벳 '빨간 맛 (Red Flavor)' MV

Red Velvetが届けてくれたアップテンポのサマーチューン。
キラキラした彼女たちが明るくハツラツとポップなサマーチューンを歌うのを聴いていると自然と元気になり、暑さを気にせず外へ繰り出してもいいかもしれないという気持ちにさせてくれます。
特にメンバーのジョイの果実の蜜のような甘い歌声が、この曲によく合っていると思います。
今果実という単語を出しましたが、MVではメンバーを果物に例えておりそんなユニークさも併せて魅力的な楽曲です。


3位
Wanna One (워너원) 「에너제틱 (Energetic)」

Wanna One (워너원) - 에너제틱 (Energetic) MV

プロデュース101シーズン2から生まれた国民プロデューサーが選んだ国民的アイドル、「Wanna One」。
メンバーも投票で選ばれましたが、タイトル曲もこの「Energetic」と「Burn It Up」の2曲で投票を行ったそうです。投票大好きか!
繊細で美しいピアノの伴奏から始まり、そこからサビに向け段々早くなっていくビートに胸が高鳴ります。
そこから繋がるパワフルなサビ、その力強さの中に恋に落ちた少年の大人ぶりたい気持ちが感じられ、無性に胸が締め付けられます。
ちなみに「Burn It Up」はタイトル曲にはならなかったものの、アルバムに収録され同時に活動曲として披露もされています。一石二鳥ですね。


2位
SUNMI(선미) 「Gashina(가시나)」

[MV] SUNMI(선미) _ Gashina(가시나)

WonderGirlsの解散を経て、ソロとして歌謡界に帰ってきたソンミ。
東洋アジア的雰囲気のある妖しげなメロディーにのせて歌われるのは、自分のもとを去って行った恋人への思いを吹っ切るように歌いあげるソンミ版恨み節。
去って行った相手に対し、バカみたい、本当にどうかしている、としその理由を「왜 예쁜 날 두고 가시나(なぜ綺麗な私をおいて行くのかな)」と歌えるのは美しいソンミだからインパクトも説得力があるのでしょう。
そしてこのカシナのサビの振り付けがそのかっこよさからアイドルをはじめ芸人、俳優、あらゆる芸能人がこの振り付けを真似していたのも印象的です。
個人的にはカシナが今年の1曲だと思っています。


1位
NCT 127 엔시티 127 「無限的我 (무한적아;Limitless)」

NCT 127 엔시티 127 '無限的我 (무한적아;Limitless)' MV #2 Performance Ver.

2017年、年が明けて早々公開された楽曲ですが、1年通してずっと聴いていたし飽きなかったです。
メンバーの声がそれぞれかなり特徴的ですが、その声から繰り出される歌とラップが絶妙なバランスでこの楽曲のアーバンでダンサンブルなメロディーとうまく調和しており、それが1年通して飽きなかった大きな理由だと思います。
衣装が前衛的なヤンキーであることを除いて、全体通してとてもかっこいい。
無限的我の収録されたミニアルバム「LIMITLESS」の完成度も高くこの1年ずっと聴いていました。タイトル曲以外もぜひ聴いてみてください。



>>番外編

プロデュース101フィーバーは今年も続く!才能を開花させた次世代自作曲アイドル

昨年、「I.O.I」を生み出したモンスター番組「プロデュース101」、今年はその男性版である「プロデュース101 シーズン2」が放送されました。
「プロデュース101」の成功もありシーズン2も注目度が高くそこから誕生し今回のK-POP大賞にもランクインした「Wanna One」はデビューして間もないにも関わらず、EXOやBTS(防弾少年団)と並ぶ人気となっています。
昨年の記事でも「プロデュース101」におけるB1A4のメンバー・ジニョンのプロデュース能力について言及しましたが、今年もプロデュース能力を発揮させたアイドルがいます。
そのアイドルは、まだデビュー2年目の新人でした。

PENTAGON
CUBEから2016年にデビューしたアイドルです。
元SM練習生でデビュー前にS.M.THE BALLADというボーカルユニットに参加していた異色の経歴を持つジノや、YG企画のサバイバル番組「MIX&MATCH」に出演していたホンソクがいる実力派グループです。
リーダーであるフイとメンバーのイドン・ウソクが作詞を、フイとFlow Blowという作曲チームで作曲を手掛けたユニットの楽曲が音源チャートで1位を獲得するほどの人気となりました。


국민의 아들 「NEVER」

PRODUCE 101 season2 [단독/9회] '상위권 만렙이 모였다!'ㅣ국민의 아들 ♬NEVER @콘셉트 평가 170602 EP.9

メンバーのバランスもよく、7人中1人を除いて現在のWanna Oneのメンバーです。
このチームはコンセプト対決で優勝は逃してしまったものの、前述したとおり音源チャートで1位となりプロデュース101シーズン2終了後、Wanna Oneによっても歌い継がれています。(個人的には楽曲が好きなので嬉しいですがプデュ*1ファンはどんな気持ちなのでしょうか)


Knock 「열어줘」

PRODUCE 101 season2 [9회] ′섹시의 끝′ㅣKnock ♬열어줘 @콘셉트 평가 170602 EP.9

コンセプト対決で優勝をしたのは投票数1位でWanna Oneメンバー入りしたカンダニエルのいるKnockチームの열어줘です。
作詞はMakeumine Works*2とDevine Channel*3、作曲はDevine Channelが手掛けておりこちらもいい曲です。


PENTAGON(펜타곤) 「Like This」

[MV] PENTAGON(펜타곤) _ Like This
そんな「NEVER」、「Energetic」を生み出したフイが手掛けたPENTAGON初のタイトル曲がLike Thisです。
青春の苦悩や葛藤を乗り越える壮大なナンバーとなっています。

フイとPENTAGONの今後にも期待が高まります。

次世代アーティストの登場は続くよどこまでも

스텔라장 (Stella Jang) 「Alright」

스텔라장 (Stella Jang) - Alright MV

CJ E&MのYouTubeチャンネルにアップロードされなんとなく見てみたらフレンチポップのような軽やかさとキャッチーさで一気にとりこに。
調べてみたら、この声の主であるステラジャンはフランス留学経験があり、元々はBIGBANGのファンで最初はラップを書き始めたそう。
この楽曲を聴いていると想像できないですが、今後もいろんなジャンルの楽曲を届けてくれそうです。


OOHYO(우효) 「PIZZA」

[MV] OOHYO(우효) _ PIZZA

 


昨年の記事でも紹介したウヒョ。10位以内に入れるか最後まで迷いましたがこの記事で供養させようと…。
失恋して傷心の気持ちを表現した1曲ではありますが、
"みんないい子ぶってるインターネットもやりたくない
なぜなら私にはそんな余裕がない
誰かの浅い好奇心を満たしてやる余裕が"
SNS社会の今、この歌詞に無性に惹きつけられました。


YESEO 「No City For Love」

No City For Love

No City For Love

Apple MusicでYESEOのアートワークが目に入り、気になって聞いてみたら神秘的な歌声で思わずダウンロードしました。
ヴィレッジヴァンガードに置いてありそうな感じ。
YESEOは1995年生まれ、作詞・作曲・編曲・プロデュースを全て自分で行うアーティストで、MONSTA XのI.Mの1stミックステープにもフィーチャリングとして参加しています。→「WHO AM I feat. YESEO」


私たちの心に永遠に生き続けるアーティスト・ジョンヒョン

最後になりましたが、つい先日とてもショッキングで悲しい出来事がありました。
SHINeeの大ファンというわけではなかったですが、彼らの楽曲は大好きでしたし友人に何度かコンサートに連れて行ってもらったこともあります。
奇跡的にアリーナ1列目で、目の前でジョンヒョンを見たこともありました。
あのキラキラした笑顔を客席に向けてくれたジョンヒョンが。正直今だに彼がこの世にいないなんて信じられません。

私も3年前、同い年の大切な友人を亡くしました。
正直まだ実感がありません。今でもひょっこりわたしの目の前に現れるんじゃ、そう思っています。
でもたまに、ふとした時に「やっぱりあの子はもうこの世にいないんだ」そう思わされる時があります。

ジョンヒョンの場合も同じで、いなくなったという事実が日常からじわじわと寄ってきて、そうやって実感していくのだと思います。
だから、なんでもなく元気なときもあれば、ふと悲しくなる時もあります。

ファンの皆さんは今はとても悲しくて辛い時期だと思いますが、無理はせずに、疲れたら眠って、お腹が空いたら美味しいもの食べて過ごしてくださいね。


JONGHYUN 종현 「데자-부 (Déjà-Boo) (feat. Zion.T)」

JONGHYUN 종현 '데자-부 (Déjà-Boo) (feat. Zion.T)' MV (Showcase Stage @SMTOWN THEATRE)

やっぱり1stソロアルバムが一番印象的で、好きですね。



2017年もありがとうございました、2018年もよろしくお願いします!

*1:プロデュース101の略称

*2:ラッパー兼作詞家のJQが代表を勤める作詞チーム、代表作はSHINee「1 of 1」、EXO「Lotto」など

*3:複数のプロデューサーや作曲家が参加しているプロデュースチーム、代表作はBTS「FIRE」、VIXX「Fantasy」など