平成最後の年、ジャニオタに出戻った話

タイトルの通りですが、平成最後にジャニオタに出戻ったという大事件を記しておかねばならない…!
ということで、今回は私のジャニーズとの出会いとオタク遍歴、なぜジャニオタに出戻ったかを話したいと思います。

中居くんに一目惚れ

私とジャニーズの出会いは、1996年。テレビでSMAPが「青いイナズマ」を歌っていたのを見て、中居くんに一目惚れしました。
たぶんその少し前に母がロングバケーションを見て木村くんにハマっていたから、その流れで見たんだと思います。(如何せん20年以上前なのでだいぶ記憶が曖昧)
ちなみに母は学生時代はフォーリーブスのファンだったので母も出戻りジャニオタということになります。血は争えない。

その当時私は小学校低学年だったので、それまでは20時くらいまでには寝ていたけど月曜夜22時からのスマスマが見たいがため夜ふかしするようになりました。それから毎週月曜は23時就寝。火曜日の朝はいつも眠かったです。
でもスマスマは本当に楽しくて、それまで教育テレビとアニメで構成されていた私の世界がそこから一気に広がったと思います。
ただ小さかったこともあって好きになってもすぐにはファンクラブには入らなくて、入ったのは高校生になってからでした。

でも入る前になぜか一度だけ一般発売で行ったコンサートがあります。
それが1999年の「LIVE BIRDMAN」。
一般発売だったからナゴヤドームの天井席で、SMAPは米粒より小さくて。それでも登場した瞬間あまりにもかっこよくてキラキラしたSMAPを見て号泣したのを覚えているし、MCはテレビのままの面白いSMAPで、遠くて見えなかったよりも楽しかった記憶で終わっていきました。

なんであのあとすぐファンクラブに入らなかったんだろう…。たぶん小さかったからだと思うんですけどそれでも入っておけばよかったー!
高校生になって大きくなった私は木村担の母と2人でSMAPのファンクラブに入ってからはずっと一緒にコンサートに行っていました。
私にとってSMAPは原点であり、特別で、今でもこの世で一番大好きなアイドルグループです。

すばるくんに一目惚れ

SMAPを好きになった頃、まだ小さかった私は当時「天才てれびくん」という番組が大好きでした。
そこに出ていたのが生田斗真、彼には「ジャニーズJr.」という肩書がありました。
SMAPを好きになって芸能界という世界があって、SMAPがジャニーズだということはわかっていましたが「“ジャニーズJr.”ってなんだろう…?」と思っていました。
そのあと生田斗真のいる「ジャニーズJr.」が出るらしい、という理由で「8時だJ」という番組を見るようになります。
そこで私は人生で二度目の一目惚れをしました。それがすばるくんでした。

その時はちょうどジャニーズJr.黄金期だったので供給もたくさんあって本当に楽しかった~!
すばるくんの写真が欲しくて母と一緒に初めてジャニーズショップに行ったり、Myojoを買ってもらったのもその頃です。
ちなみになぜMyojoかというと、その昔フォーリーブスのファンだった母が子供の時からある雑誌だからアイドル雑誌といえばMyojo、と教えてもらったから。そんな雑誌が今でも続いているんだからすごい…!

ただ嵐がデビューしてしばらくするとJr.黄金期は終わり、すばるくんや関西ジャニーズJr.には辛い時期が続きます。私も学校生活や部活に忙しくなってきたので次第にJr.を追わなくなっていっていました。その間もSMAPはずっと好きだったんですけどね。
それから数年経ちすばるくんがいるグループがデビューすると聞いて、しばらくのブランクを経て関ジャニ∞のファンになったのですが…気づいたらすばるくんではなく丸山さんのファンになっていました。松竹座で間近で見た丸山さんがあまりにもキラキラしていたのが悪いんだよ…!

K-POPという新たな沼

SMAP関ジャニ∞のファンとして生きていた私に転機が訪れたのが大学生の時。
たまたまCDショップで見たBIGBANGの「ガラガラGO!!」が気になって、付き合いの長いオタク友達がK-POPにも精通していたことを思い出しいろいろ教えてもらったのが全ての始まりでした。
haru haruのMVを見て、その音楽性の高さとストーリー性のあるMVに感動してあっという間にファンに。そこからひたすら動画を見まくる日々が続きました。
韓国はIT先進国、インターネットの海を泳ぎだしたら最後。色んな画像・動画があふれているんです。色んな沼にハマってきたけどここまでステマしやすい沼ってない気がします。公式からの供給が多すぎる…!
そこからBIGBANGだけに留めておけばよかったものの、抑えきれないミーハー気質によって見事に色んなアイドルつまみ食いのDDとなりました。
でも推しはちゃんといるよ!BTS(防弾少年団)のJ-HOPEという最高の推しが!!!


と、前置きは長くなりましたが2010年K-POPにオタクとしての道を歩み始めてからは昔ほどジャニーズに詳しくなくなりジャニオタとは言えなくなっていました。
そんな紆余曲折を経て、またジャニオタに戻ってきたのはどうしてなのか、原因ときっかけをまとめてみました。

オタクでいることは疲れる

私はJ-HOPEが所属するBTS*1を2014年くらいから応援しているのですが、ここ数年の彼らの人気は飛ぶ鳥を落とす勢い。昔はバンタン*2…とか防弾少年団*3…って言ってもみんな知らなかったけど今BTS…って言ったら聞いたことあるよ!とか知ってるよ!って言われることが本当に多くて。その人気は韓国に留まらず世界に広がり、世界的な音楽賞に参加したり…とにかく自分の想像を越える人気と規模の大きさ。
K-POPアイドルはファンに名称があることがほとんどで、BTSはARMYという名前なのですが彼らはARMYへの気持ちがすごく大きいんです。それが嬉しくもあり、時に重荷でもあり…勝手に愛の重い彼氏持った気分みたいな。あと自分はDD気質なのでその真っ直ぐな愛に申し訳なくなったりもして。今思うとめちゃくちゃ勝手な感情だしそんなの気にすることないよ!って思うんですけどね。その重い愛と自分の想像以上の彼らの人気にちょっと疲れてしまったんです。

今年の初めから夏頃までは個人的な事情で忙しかったこともありTwitterを離れていたので、心はだいぶ穏やかになり、このまま茶の間になっていずれはオタクやめられるかも…とまで思っていました。

事の始まりはシンデレラガール

オタクやめられるかもと思っていた矢先、花より男子の続編がやると知ったのは今年の初めだったでしょうか。
世代的に花男はドンピシャだった私。主演に決まっていた杉咲花ちゃんが好きだった私は絶対見よう!と思っていました。
続編ドラマのタイトルは「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」(以下「花晴れ」)。その主題歌にドラマに出演する平野紫耀くんが所属するKing & Princeのデビュー曲「シンデレラガール」に決定したのは3月頃。
ジャニーズから久しぶりにデビューするグループであり、平野くんが私と同じ名古屋出身だったこともあり「花晴れ」放送前、CDTVでその主題歌「シンデレラガール」を歌うのをTVの前で楽しみにしていた私。

軽い気持ちで見ていたはずなのに、王子様みたいな衣装を着たKing&Prince(以下、キンプリ)が歌う「シンデレラガール」を見て衝撃が走りました。
ファンを「キミはシンデレラガール」と例え、それを「いつになっても 幾つになってもボクはキミを守り続ける」と歌ってくれるその真っ直ぐさ。TVの前で全てが浄化されていくような気持ちになりました。
アイドルに疲れた心にスッと染みわたった、その曲を歌うのもまたアイドル。結局私はオタクをやめられないんだなと思った瞬間でもありました。
シンデレラガールは“幾つになっても”アイドルを好きでいることを赦してくれる歌なんですよね。
キンプリは容姿は王子様だけど私には全てを赦してくれる聖母マリアに見えたよ…。ありがとう、キンプリ。

ちなみに嵐の松本潤くんもシンデレラガールがお気に入り、V6の三宅健くんもラジオでシンデレラガールを褒めてくれたりと、同じ事務所の先輩からも支持が高いところもアツい。
一番驚いたのは菊地成孔さんがシンデレラガールについて熱弁していたことだけどね!

ケンティーワールドにウェルカムされた話

ここからが自分でもびっくりしているところなのですがキンプリはJr.時代SexyZone(以下、セクゾ)のバックについていたりしたんですよね。彼らの過去の活動を追っているうちにセクゾも気になってきてしまう逆走現象が私の中で起こりました。

その中で気になったのはケンティーこと中島健人くん。それまでケンティーのイメージはそれこそ「ラブホリ王子様」で「完璧な男」だったんですよ。
でもそれはアイドルとして完璧でいるために自分の弱さを見せられなかったという理由があったからで、今年になってそれを受け入れることができたみたいなんですよね。そんな変化があったからか、最近のケンティーを見ていると肩の荷がおりたというか雰囲気が柔らかくなったなと感じました。
自分の弱さを認めて受け入られるケンティー素敵だな、と思ったところに
#ウェルカムトゥーケンティーワールド
のタグをTwitterで目にしました。
ケンティーの魅力を発信するタグで楽しく拝見していたんですがある1つのツイートが目に留まりました。
ハンディカメラを持った風磨がケンティーのほうに寄っていくと、ケンティーは驚きながらもめちゃくちゃ嬉しそうに笑って嬉しさからか音を外して歌ったんです。
その表情は今まで一度も見たことがない表情で、衝撃でしばらく放心状態でした。
こんな顔を出せる菊池風磨とは、ふまけんとは、めちゃくちゃすごいのでは…?と思い始めてふまけんで検索をかけたのが沼の始まり、なんだこの2人すごいぞ???
そのすごさを話し出すとキリがないのでまた別の機会にでも話せればと思いますが…今までシンメというものにちゃんとハマってこなかった私はその関係性をなんとなくでしかわかっていませんでした。シンメ…なんて尊い存在なんだ…。
自分がハマったことでこんなにも尊い存在がこの世にあることに気づけました。

ウェルカムトゥーケンティーワールドのタグありがとう。
私はまた一つオタクの階段を上りました。


そんな紆余曲折を経て私は晴れてジャニオタの道をまた歩み始めたのであります。
しかし「シンデレラガール」でアイドルの気持ちを赦されたことで、また別の推しが出来ることによって、BTSへの気持ちも上手くバランスが取れるようになり今では晴れやかな気持ちで応援できるようになりました。
あれ、じゃあジャニオタに出戻ったというより推しが増えて終わっただけなのかもしれない…!?


平成も終わりますが、元号をまたいでもまだまだアイドルオタクとして生きることになりそうです。

*1:2017年から日本では活動名称を防弾少年団(BTS)もしくはBTS(防弾少年団)に変更

*2:방탄소년단(バンタンソニョンダン)、BTSの正式名称

*3:バンタンソニョンダンを訳すとこうなる。日本活動当初はこの名前だった。