2019年ワタシ的K-POP楽曲大賞

2019年も終わりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はというと筋トレに目覚めたり、夏に突然ジャニーズJr.にハマったりしました。俺のK-POP、どこ行った?

K-POPはというと…そうですね、今年はK-POPにとって激動の一年だったと思います。
良いこともあれば、良くないこともあり、思い返すと良くないことが先に出てきてしまうのが悲しいところ。
そんな気持ちの問題もあって過去と比べ以前よりK-POPを楽しめなくなってしまった私ですが、
アイドルの傷を癒してくれるのも、またアイドル…なんですよね。私にとっては。
素晴らしい楽曲たちに救われながら細々K-POPを楽しみました。
なんだかしんみりしてしまいましたが、気を取り直してまいりましょう!


過去のワタシ的K-POP大賞はコチラ↓

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※TOP10方式
※活動曲(MVのある楽曲)のみ
※個人の見解なのでさらっと楽しんでください



10位 온앤오프(ONF) / Why


ONFはデビューから(たぶん)一貫してMono Treeというチームと作業をしていて毎回曲がいいんですよね。
サビの定義がなくなりつつあるK-POP曲、ONFのWhyも例に漏れずですが音が全体的にオシャレだからいい感じに聞こえる。こういう哀愁あるメロディーに弱い私です。
そしてMVのスケールが壮大になっててびっくり!(お金をかけてもらうことは大事!)
そういえばBのつくグループは売れる、なんて法則がよくあげられますが去年~今年くらいにかけて「ON」のつくグループ多すぎ問題が私を混乱させています。ONF、ONEUS、ONEWE…流行りなのか…?


9位 JBJ95 / AWAKE

イントロからめちゃくちゃいい。楽曲大賞でほぼ毎回言っている気がしますがいい曲ってやっぱりイントロからいいんですよね。
ボーカル1人、ラップ1人で構成していると思うと聴いていて飽きがきそうなのに全然そんなことがないのは、2人の声質や音域と軽やかに爽やかに進んでいく曲があってるのかなと思いました。
あとケンタの韓国語が本当に上手くなっている。ケンタすごい。


8位 OH MY GIRL(오마이걸) / The fifth season(다섯 번째 계절) (SSFWL)

好きな人に感じるときめきを「五番目の季節」を称する独特な感性、まさにおまごるにピッタリ。
MV・歌詞ともに幻想的ですがサビはちゃんとキャッチーで耳に残ります。
そのサビの高音を担うのはやっぱりヒョジョンとスンヒなんですよね。2人の安定感のあるハッキリしたボーカルがとてもいいです。
あと個人的にMVの60年代風なジホがすごく可愛くてツボ。


7位 Red Velvet 레드벨벳 / Psycho

レッベルが年の瀬にPsycho…じゃない最高の曲でカムバックしたことでこのランキングが狂ってしまったじゃないか!なんてことしてくれるんだ!ありがとうございます!!!
SMアイドルのアートワークを手掛けていたミン・ヒジン氏がSMエンターテイメントを離れたことで今後が心配されていましたが、EXOもよかったしこのレッベルもめちゃくちゃいいです。SM、やればできる子だったんだね…。
各々、和訳を検索して是非見ていただきたいんですけどこんな…こんな歌詞の関係オタク好きに決まってるやん!オタク、すぐさま推しCPのイメソンにしてしまうやん!!!という感謝の気持ちでいっぱいです。足向けて眠れません。
ウェンディの一件は本当に怒りと悲しさとやりきれなさでいっぱいですが、早くよくなることを祈っています。


6位 SEVENTEEN(세븐틴) / HIT

個人的に아주 NICE以来の大ヒットでした。セブチ、こういうパワーのある曲が本当に似合う。
やっぱり良くないことが多いと自然とこう元気の出る歌を求めてしまうのか、なんなのか。
あの大所帯で圧巻のパフォーマンスを見せられながら「走れ!」と歌われたら、なんだかもう全てを投げ出して走り出したくなっちゃいます。
リアルにジムでよく聴いて励ましていただきました。その節はありがとうございました。


5位 TXT (투모로우바이투게더) / 9와 4분의 3 승강장에서 너를 기다려 (Run Away)

結局私はビッヒ*1の犬なのだろうか…
TXTにハマるまい、と思っていたわけではないですがデビュー曲はそこまでハマらず過ぎていったので次はどうなるかな、と思ったら聴けば聴くほどハマってしまう謎の中毒性があって結局この順位に入れてしまいました。ビビディバビディの魔法にかけられた。
9と4分の3ホームで、と歌っているだけあってハリーポッターを意識したような世界観ではありますが全体を通してどこか不気味さもあって。そこがまた惹かれる理由の1つでもありビッヒの計算にまんまとハメられているのでしょう。

ちなみにTEEN TOPも同じRun Awayという曲で今年活動していて、TLで誰も話題にしていなかったけど個人的にはこっちもめちゃくちゃよくてTOP10に入れるか迷いました。


4位 마마무(MAMAMOO) / HIP

「あなたが誰でも愛してる/あなたが何をしてもリスペクトする」と受け入れてくれる優しさから始まり、「心の思うままに自分で選んで蹴り飛ばせ」という力強さ、そこには「私は気にしない」MAMAMOOが歌うから出せる説得力があります。
この曲にもっと若いうちに出会えていたらな、と思ってしまいましたが、今思っても、遅くはないよね!

「私は気にしない」の種類の中でも「騒がれる私のファッション 別に気にしないわ ただのaction」という歌詞がありましたが、この曲の衣装しかりMAMAMOOは個性的な衣装もかっこよく着こなしてしまうので本当にすごい…なんか何着ても説得力がある。
封神演義*2の衣装とか着ても違和感なさそう。


3位 ATEEZ(에이티즈) / WONDERLAND

アートワーク世界観含めて最高…というか、今年のATEEZは全部よかったんですよ。
もう皆この記事読み終わったらすぐATEEZのMV全部見て欲しい。ワタシ的新人賞男性グループを決めるとしたら確実にATEEZです。
今年KCON 2019 Japanのライブビューイングに行った際初めてATEEZのパフォーマンスを見たんですが、会場の人たち全員自分たちのファンにしてやろうくらいの気持ちが感じられて。ステージをするうえで技術や精密さは大事ですが一番大事なのは「気持ち」なんだと改めて実感しました。そこから一気に気になってこのWONDERLANDが今年のATEEZの集大成だったな、と。
ATEEZ、BTS無双の音楽界に一石を投じる存在になると思っています。
こんなに熱弁していますがメンバーの顔と名前が誰1人わかりません。2020年の目標の1つ、ATEEZを覚える。


2位 ITZY / ICY

今年のK-POPイチ明るいニュース、それはITZYがデビューしたこと。
そう言っても過言ではないくらいITZYは輝いていたし今年はITZYの1年だったと思います!
달라달라(DALLA DALLA)で鮮烈なデビューを果たしたITZY。
ちょっと淀んでいたK-POPの空気に喝を入れてくれたのがITZYの存在だったのではないかと思います。底抜けに明るい、見ていて気持ちいい。
DALLA DALLAを選ぶか、ICYを選ぶか迷いましたがDALLA DALLAは若さゆえの荒削り感があって、ICYはDALLA DALLAを受けてもまだギャーギャー言ってくる奴すらはねのけてやるぜ!みたいな強さを感じたのでアップグレードされてる感じがあってよかったな、と。
でもDALLA DALLAもよかったな…余談ですがエレベーターが出てくるK-POP MVは名曲が多い気がします。


1位 TWICE / Feel Special

私がTWICEの曲を1位に選ぶ日が来るなんて…(しみじみ)
TWICEの曲は本当にド直球のポップで、嫌いではないけどトップ10に入れるかといえばそれは違う、という曲が多かったんですよね。
そんなTWICEの楽曲が、満を持して登場、そして1位に!

冒頭で今年のK-POPには良いことも良くないこともあった激動の一年だった、と書きましたがそれはTWICEにもあてはまりました。
K-POPの「負」をエンターテイメントとしてうまく消化させる力はすごいな、と毎度感嘆する限りなのですが「Feel Special」もまさにそれで。
ただ「Feel Special」は、TWICEのことを知っている人であれば彼女たちの置かれている状況、そこからの脱出を歌っていると捉えられますが、知らないただこの曲を聴いた人には自分の話にも置き換えられる…救いの手を差し伸べる、誰かの言葉や存在に助けられる瞬間を切り取った暗闇の先の希望の光みたいな曲になっているんですよね。

そして最後のサビ終わり、ガシガシに踊るダンスパートがめちゃくちゃかっこいい。特にセンターのモモがすごくいいです。
あとなんといってもMV終わりのサナの表情ですね。もう、女優じゃん!?こんなに演技力があったのか…否、でもそれもいろんなことをファンやメンバー、周りの人と乗り越えたこそなのかもしれません。
もう、全体を通してとてもよかった。納得の1位でした。TWICE、ありがとう!!!


>>番外編 

ベスト10以外によく聴いた曲

BTS (방탄소년단) / 작은 것들을 위한 시 (Boy With Luv) feat. Halsey

BTSの楽曲に海外のアーティストがフィーチャリングであったり楽曲制作に携わることは今やもう普通のことになってきましたが、今年にいたってはタイトル曲にHalseyがフィーチャリングで参加するという異例の事態。
こんな、バッチバチのポップスをHalseyとコラボして韓国語で歌ってるBTS、すごい…とファンながら改めて感動してしまいました。
最初は単純にめっちゃポップだな~と思っていただけでしたがパフォーマンスを何度も見るうちにそのポップさとBTSの纏う空気感の相乗効果による多幸感がすごくて聴けば聴くほど幸せになれる曲だなと感じて今となっては大好きな曲です。


Monsta X / WHO DO U LOVE? ft. French Montana

Monsta Xへのイメージが変わった曲。モンエクの曲って上手く言葉にできないですがモンエクらしい独特さがあるじゃないですか。
そういう独特さがなくてすごくシンプルなんです。でもシンプルって実は難しいものだと思うので、こういう一面もあるんだなと知れました。
The Ellen Showのステージも見たけど振り付けもシンプルで良かったです。シンプルイズザベスト。


[STATION 3] NCT DREAM X HRVY / Don't Need Your Love

これ活動曲でもいいんじゃ?ってくらい良くないですか…MVもめちゃくちゃいいし…
このコンセプトのアートワーク見たかった、円盤でも欲しいSTATIONの枠に留めておくのがもったいないなと思ってしまった1曲。
ただHRVYがナチュラルにDREAMに混ざっているのはちょっと面白いけど。
ちなみにNCT DREAMは活動曲のBOOMをトップ10に入れるかも迷いました。
こっちはすごく良質なスルメ曲ですね。サビでめっちゃ踊るのかと思ったら緩やかでいい意味で裏切られました。


Jimin Park / Stay Beautiful

今年の夏、めちゃくちゃ聴きました(ハマるとその曲ばっかり聴いてしまうタイプ)。
3位で語ったATEEZのWAVEとパクジミンの「Stay Beautiful」が私の今年の夏の2強。
そしてこの曲のリリースを最後にパクジミンは所属していたJYPを去りました…15&はどこへ…


Yerin Baek / Square(2017)

Square (2017)

Square (2017)

  • Yerin Baek
  • シンガーソングライター
  • ¥255

15&の片割れ、ペクイェリンもJYPを離れたのですが自主レーベルを作って活動しているようです。
2017年に制作され音源化されていなかったこの曲がめちゃくちゃいいので皆絶対聴いてください。


ELO (엘로), 페노메코 (PENOMECO) / LOVE? (Feat. GRAY)

これに限らず今年PENOMECOが携わってる楽曲はよく聴きました、というかPENOMECOが携わっている楽曲が多すぎる。でも、信頼できる。
働きすぎて心配になるので倒れないよう気を付けて…


내 타입(With 미유) / 2019 월간 윤종신 10월호

今年は日本のシティポップが再認識された1年でしたが、日本人である竹内美宥さんが韓国で、韓国語で再解釈されたシティポップを歌っているのがとっても良いな、と思いました。


星野源 / さらしもの (feat. PUNPEE)

私今まで星野源の音楽をそこまで聴いてこなかった人間なのですが、この曲はすごいと思いました。上手く言えないけれど「恋」で自分の名を大衆に知らしめた人が孤独を歌うよさ、というか…。
大衆に名をはせた人間は孤独と業を背負ってエンターテイメントを続けていくんだな、と実感しました。
「さらしもの」が収録されているEPのAin’t Nobody Knowもめちゃくちゃ好きです。MVもいい…松重豊さんラブ。


iri / Wonderland

Wonderland

Wonderland

  • iri
  • J-Pop
  • ¥255
今年聴いて一番聴いたアルバムはこれかもしれない。もう本当にずっと聴いてました。
オシャレなサウンド、それに乗せられるiriちゃんの味のある声から紡ぎだされる歌詞はナチュラルにスッと耳に入ってきて…とても心地よく、聴いていてストレスを感じさせません。
去年Nulbarichのアルバムを「何も考えずに聴ける」と評しましたがiriちゃんのアルバムもそうだったな、と。


King & Prince / Naughty Girl

今年もよく働いたキンプリですが、アルバムリード曲の「Naughty Girl」がフォロワーのK-POPオタクの皆様に人気でした。
無機質なセット、ダークな色彩、腹筋を見せる振り付け…うん、実質BTSのFAKE LOVEです(違います)
このMVをショートverでしかお届けできない悲しさ…アルバム買ってください!


そして来年いよいよ推しがデビューいたします。
ありがとうございます!
私はデビュー決まったあとからファンになった新規なんですけどね(小声)


言葉はいらない、ただこのMVを再生してください。

Snow Man / D.D. YouTube ver.

来年の1/22にデビューいたします。何卒よろしくお願いいたします。
ところでこれYouTube ver.というからには他のver.があるということでいいですか。何ver.があるんですか。楽しみにしております。


今年も年明け前ギリギリの更新でした。学習して私。

さて今年を振り返るとMAMAMOOしかり、IZTYしかり、TWICEしかり、今年のK-POPは「自己肯定」とは切っても切れない1年でした。
でもこうして歌ってくれるアイドルがいるのは健全なことなのかもしれないですね。
「自己肯定」に加えセブチの「HIT」だったり、必然的に元気のなる曲を進んで聴いている自分もいました。
歌は、良い意味でも悪い意味でも自分の感情を左右します。
健康でなければ趣味も心から楽しめないので、私自身も健康に気を付けあまり気を病みすぎずこれからもK-POPを、アイドルを、音楽を楽しみたいと思います。
お付き合いいただきありがとうございました!


最後に、天国にいるあなたへ。

10月14日、突然の別れの知らせ。
あれから2ヶ月以上たちましたが、未だに信じられない気持ちのほうが強くふとした時にまたふらっと戻ってきてくれる気がするんです。
そんなことあるわけないのに。
私の特別な人、あまりにも早い別れ。でも今年、久しぶりにあなたの歌が聴けてよかった。

SULLI 설리 '고블린 (Goblin)'

まだ別れを受け入れるには時間がかかるけど、あなたへの気持ちは変わりません。
ありがとう、大好きだよ。そしておやすみなさい、良い夢を。

*1:BTSとTXTが所属する芸能事務所、BigHitエンターテイメントの略。

*2:かつて週刊少年ジャンプで連載されていた藤崎竜作のマンガ。私が一番好きなマンガでもある。